医学ネタ

【知っておくと得をする】病院受診の心得【雑談】

あなたは病院に受診することがありますか?

病院の規模にもよりますが、多くの方が多少なりとも待たされることを経験しているでしょう。

長い時間を待たされ、ようやく呼ばれたと思うと1分もしないうちに返される。

今でもこういうことを経験する方はたくさんいるのだと思います。

勤務医であれば週に1度や2度程度はいわゆる外来診療を行っています。

開業医であればほぼ毎日が外来診療になりますね。

1日に何十人という患者さんをさばいていかないといけないので、実際問題一人の患者さんにかけられる時間は限られたものです。

そのため、基本的には事務的な対応にならざるを得ない部分があることは否めません。

今回は医師の立場からこんな患者さんなら耳を傾けるかな、といったことをあくまで個人的な意見として述べさせてもらいます。

話を聞いてもらうポイント

とにかく医者は余裕がないと、患者さんの話に耳を傾けることができません。

私の経験上は朝一番、もしくは最終に近い時間帯にまとまった話をしたりすることが多いです。

朝一番であれば、患者さんの待ち時間というのはかなり少なく、ある程度予定通りに進行していくことが可能です。

医者自身も朝一番はまだ体力が全然ある状態で、機嫌がよいかもしれません笑。

ただし、後ろに患者さんがたくさん詰まっていると、おざなりな対応にされることもあるので注意はいります。

逆に、最終の時間帯であれば後のことは気にせず、時間については長くとることが可能です。

ただし何十人も外来を終えた医者は、割と体力も精神ものどもヘトヘトになっているので、そういった状態が伝わってしまうかも、、、。

根本的に外来の予約時間は後ろになればなるほどどんどんと遅延していくことが常のため、かなり長時間の待ち時間になることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。

また聞きたいことというのもできれば端的にしてもらうと助かります。

もちろん専門的なことにもなると、何を聞いたらいいかもわからないという事もあるかもしれません。

ただ、明らかにすぐに答えられないような質問をたくさんぶつけてくる人がいることも確かなので、そういったことが立て続けに続くと体力の消耗も激しいので、、。

目安としては待ち時間の割に短い!と思うかもしれませんが5分以内で終了したいのが本音ですね。

これは煙たく思ってしまうな、ということ

明らかに専門外のことを急に相談してくる人は割と困ってしまいます。

特に、他の病院に見てもらっているけどそこで折り合いがつかないことなどもよく相談を受けますが、「そんなこと言われてもどうしようもないよ」と思いながら対応しています。

私自身は親身に話を聞いているように対応していますが、実際のところは解決までに労力を割くようなことはできません(多くの医者はさらにひどい対応をしているところが多いようで、このような対応でも感動されることが多いです)。

皆さんが分かっているように医者は質問に対して何でも答えを持っているわけではありません。

むしろ、答えを持ってないことのほうが多く、悩みながら診療しています。

にもかかわらず、一生懸命真摯に対応すればするほど溝ができていしまう患者さんもいるので本当に難しいですね。

あとは「ネットで見たんですが、、」と切り出してくる患者さんも場合によると困ります。

今は情報にあふれかえっており正しいもの、誤っているものの判断会社の私たちでも難しい状態です。

その中で、患者さんは持ってくる情報について誤ったことを信じ続けているケースがあるのも確かです。

目の前の医師より、見たこともない誰かの情報を完全に鵜吞みにしていることも多々あります。

これは関係性に問題があるとも言えますが、こういった状態を修復することは外来診療中には難しくスルーしてしまうことも。

全てを信用してほしいとは思いませんが、情報の取り扱いには注意が必要ですね。

少し日々の診療につかれて雑談を書いてしまいました。

また明日から頑張ろうと思います。

今一度病院受診についての対応を見直してみて