「充電器、持ってきた。でもケーブル忘れた。」

当直室でスマホが残り10%。バッグを漁ったら充電器は出てきた。でもUSB-Cケーブルがない。そういう日に限って夜中に急患が入って、スマホが鳴るたびにヒヤヒヤしながら乗り切ることになる。

この「充電器はあるのにケーブルがない」問題、笑えないほど何度も繰り返した。診察室・当直室・学会会場・カフェ。どこかで必ずやらかす。

その悩みは、自分の環境ではほぼ完全に解消された。行き着いたのが、Anker Nano Charger 35W(巻取り式ケーブル内蔵モデル)だった。ケーブルが充電器本体に内蔵されている——それだけのことなんだが、この「だけ」がかなりでかい。

ケーブル内蔵って、どういう仕組み?

普通のUSB充電器は本体とケーブルが別々で、持ち運ぶときは「充電器+ケーブル」を毎回セットで準備する必要がある。忘れるとしたら、大抵ケーブルのほうだ。

このAnkerの充電器は、USB-Cケーブルがコンパクトに巻き取られた状態で本体に内蔵されている。使うときはケーブルを引っ張り出してスマホに挿すだけ。収納するときはそのまま巻き戻す。特別な操作は何もいらない。

持ち物が1つ減る。それだけのことなんだけど、毎朝バタバタしながら荷物を準備している身には、これがじわじわ効く。

実際の充電速度——当直中の使用感

35Wという出力は、スマホ充電としては十分以上のスペックだ。私の体感ではあるが、当直中に10〜15分の隙を見て充電しておくと、起き上がるころには20〜30%くらい回復している。ゼロからフルにするなら、おおよそ1〜1.5時間くらいのイメージだ(機種やバッテリーの状態にもよる)。

対応デバイスはiPhone・iPad・USB-C対応のAndroid・MacBookまで幅広い。私はiPhoneとM2 MacBook Airで使っているが、MacBook Airも問題なく充電はできる。純正の高出力アダプタと比べるとややゆっくりだが、当直中の”バッテリーを持たせるためのつなぎ充電”には十分だった。

iPhone 15以降のUSB-Cモデルはもちろん、古いLightningのiPhoneには変換アダプタが必要なので注意。うちの家族はまだLightningユーザーがいるが、それだけは自分で対応してもらっている。

デメリットも正直に言う

一点だけ、使う前に知っておいてほしいことがある。ケーブルの長さが公式仕様で約70cm。一般的なロングケーブルと比べると短めで、コンセントが壁の低い位置にある当直室だと「意外と届かない」と感じる場面が出てくる。

私の対処法は、ロッカーにコンパクトな延長タップを1本置いておくこと。これでコンセントの位置を自分でコントロールできるようになり、ストレスはほぼゼロになった。延長タップ込みでもバッグの中がごちゃつかないのがAnkerらしいところで、サイズ感が絶妙に小さい。

もう一点は、巻取り式ケーブルは構造上、一般的なケーブルと比べると耐久性がやや落ちる可能性がある点。とはいえ半年以上使って今のところ問題はない。Ankerの品質管理はある程度信頼している。

なぜ他の製品ではなく「これ」にしたか

ケーブル内蔵型の充電器は他メーカーからも出ている。それでもAnkerを選んだのは、理由がある。

  • 35Wの出力:20W以下だと充電の遅さが体感でわかる。スマホだけでなくタブレットも使う場合、35Wあれば大抵まかなえる
  • ブランドの安心感:充電器は安物で痛い目を見たことがある(発熱・接触不良)。ここだけはケチりたくないと思っている
  • コンパクトさ:同じスペックの他社製品と比べて明らかに小さく、バッグの隅に自然に収まる

医師の仕事でも「効果があってリスクが低いもの」を選ぶのと同じ感覚で、ガジェット選びも理由なく妥協したくない。その基準でいくと、今のところこれが最適解だ。

こんな人に特におすすめ

  • 当直・外出先でケーブルを忘れがちな人
  • 「充電器とケーブルをセット管理するのがめんどくさい」と感じている人
  • バッグの中をミニマルにしたい医療職・ビジネスパーソン
  • 子どもにケーブルを持っていかれて毎回行方不明になっている親(←我が家)

まとめ

「充電器はあるのにケーブルがない」という地味なストレスは、自分の運用ではケーブル一体型の充電器1本を持つだけでほぼ消えた。

ケーブルが短めに感じる場面もあるので延長タップとのセット運用がおすすめだが、それだけで当直・出張・カフェ作業まで1個で完結する充電環境がつくれる。持ち物を減らしたい人に、素直におすすめできる一品だ。

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コンビニ医
消化器内科医10年目。内視鏡専門医・大学院生・2児の父。 忙しい勤務医目線で「本当に使えるもの」「本当に正しい医療情報」だけを発信します。