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バックドアを開けたとき、駐車場の柱の出っぱりにわずかに干渉して、右下あたりを擦ってしまった。範囲は小さいが、塗装が剥げてざらっと地金っぽいものが見えるくらいにはいっている。板金に出すほどではない、でも見るたびに気になる——そんな微妙な傷だ。今回はタッチアップペンを買って自分で補修してみたので、その正直な結果を書く。先に結論を言うと、私の場合は遠目にはほとんど分からなくなったが、近くで見れば補修跡は分かる。個人の使用感として、参考になれば幸いだ。

この記事でわかること
・タッチアップペンで実際どこまで直ったか(筆者の場合)
・下塗りと上塗り、それぞれの役割と手順
・向いている傷と、向いていない傷

柱に当たった、バックドアの右下

やってしまったのは、駐車場でバックドアを開けたときだった。柱の出っぱりにわずかに干渉して、ドアの右下あたりを擦った。範囲としてはごく小さいのだが、塗装が削れて、ざらっとした下の層が見える状態になっていた。

ミニバンに乗っていると、荷物の積み下ろしでバックドアを開ける機会は多い。しかも下のほうは自分の視界に入りにくいぶん、当てたことに後から気づくことも多い。白い車なので、剥げた部分がうっすら目立つのも気になった。ディーラーや板金屋に出せばきれいになるのは分かっているが、この程度で出すのもなあ、という気持ちがあった。

そこで選んだのが、ホルツのタッチアップペンだ。この手の商品は車種ごとの純正カラー番号に合わせて作られており、自分の車の色番号を調べて、それに対応するものを買う。今回は日産のプリズムホワイト3P(QBE)に対応したものを選んだ。色番号は車検証まわりの表示や、運転席ドアの内側などに記載されていることが多いので、買う前に確認しておくとよい。なお、同じ色名でも年式や型式によって適合が異なる場合があるため、購入前に商品ページで自分の車に合うかを確認してほしい。

下塗りが要る傷だった

今回買ったのは、上塗り1本・下塗り1本のセットだ。うっすら擦れただけなら上塗りだけでも足りるかもしれないが、今回のように塗装が剥げて下の層が見えている場合は、下塗りから始めるのが基本になる。色を載せる前に、その土台を作るという役割だ。

手順は説明書きの通りで、まず補修部分の汚れを落とし、下塗りを塗る。説明に従って乾かしてから(今回は約10分置いた)、上塗りを重ねた。作業自体は驚くほど簡単で、迷う場面はほとんどなかった。乾燥時間は製品や気温によって変わるので、実際に使うときは説明書きを確認してほしい。

コツらしいコツがあるとすれば、一度にたくさん塗らないことだと感じた。傷を埋めようとして厚く盛ると、その部分だけ盛り上がってかえって目立つ。少量ずつ、傷の部分にだけ載せていくイメージのほうが仕上がりは自然になった。

タッチアップペン、どこまで直る? やった手順(筆者の場合/塗装が剥げていたケース) ① 補修部分の汚れを落とす ② 下塗りを塗る → 説明に従い乾かす(今回は約10分) ③ 上塗りを重ねる(厚く盛らず、少量ずつ) 向いている傷 ・小さな擦り傷 ・板金に出すほどではない範囲 ・遠目の見た目を整えたいとき 向いていない傷 ・大きい傷、広い範囲 ・深くえぐれた傷 ・完璧な仕上がりを求める場合 正直な仕上がり(筆者の場合) 遠目ではほとんど分からない。ただし近くで見れば補修跡は分かる

正直な仕上がり:遠目は分かりにくい、近くで見れば分かる

ここがいちばん大事なところなので、正直に書く。数歩離れて見ると、私の場合はどこを直したのかほとんど分からなくなった。傷が目に入るたびに感じていた小さなストレスは、これで軽くなった。その意味では満足している。

一方で、近づいてよく見れば、補修した部分は分かる。塗った箇所の質感が周囲とわずかに違うためだ。「新品同様に消える」ものではない、というのは理解しておいたほうがいい。ここを期待して買うと、がっかりする可能性が高いと思う。

つまり自分の受け止めとしては、この商品は「傷を完全に消すもの」ではなく「傷を目立たなくするもの」だ。その割り切りができていたので、期待通りだった。今回の傷はバックドアの下のほうで、普段そこまで凝視する場所でもない。その意味でも、この仕上がりで十分だった。

大きい傷には、向かないと思う

今回のようなごく小さな擦り傷なら自分には十分だったが、大きい傷や広い範囲には向かないだろうというのが率直な感想だ。範囲が広くなるほど塗りムラは目立ちやすいだろうし、深くえぐれた傷は塗料を載せただけでは埋まらない。そういう傷は素直に板金・塗装の専門店に相談したほうが、結果的に満足度は高いと思う。

逆に言えば、「板金に出すほどではないが、なんとなく気になる」という程度の傷にはちょうどよかった。作業も10分ちょっとで終わったので、休日に思い立ってやれる手軽さがある。

どんな人に向いているか

駐車場の柱や壁での擦れ、飛び石の小さな傷など、範囲の狭い傷が気になっている人には向いていると思う。特にミニバンやワゴンで荷物の出し入れが多い人は、バックドアまわりをぶつける機会があるので、状況によっては出番があるかもしれない。子どもが自分でシートベルトを外せるようにした話など、車まわりは細かい工夫の積み重ねで快適になるが、傷の補修もその一つだと感じている。

逆に、完璧な仕上がりを求める人、大きな傷を直したい人には向かない。そこは正直に、専門店を選んだほうがいい。買う前に自分の車の色番号と適合を確認すること、そして価格や在庫は変動するのでAmazonのリンク先で確認することをすすめる。

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コンビニ医
消化器内科医2桁年目。胃腸・内視鏡・当直の話から、家事・時短・車・投資まで。忙しい人の暮らしを少しラクにする情報をゆるく発信。